テックブログがどのように作成されているか調べてみた
はじめに
テックブログがどのように作成されているのか気になったので、調べてみました。
昔はブログといえば WordPress を自分たちで構築するのが一般的でしたが、最近では はてなブログ、Medium、note などのブログサービスを利用するケースが増えています。
また、自分たちで構築する場合も WordPress 以外の選択肢(他の CMS、Next.js、Gatsby など)が増えてきました。テックブログとは異なりますが、最近では Notion を使ってイベントページを公開する企業も見られるようになっています。
調査対象の企業について
イケてるテック企業であれば、テックブログも存在するだろうと考え、調査対象としては Developer eXperience AWARD 2024 に掲載された企業に加え、フィーリングで数社を選定しました。
調査方法について
テックブログがどのように作成されているか。
具体的にはどのような技術構成で作成されているかを調べるために、Chrome 拡張の Wappalyzer を利用しています。
なお、グループ企業で複数のテックブログがある場合がありますが、基本的には最初に見つけたサイトおよびページを対象とした簡単な調査を行っています。
調査結果
調査の結果、圧倒的に多くの企業が はてなブログ
を採用していることが分かりました(13 社/30 社)。はてなブログをよく見るなとは思っていましたが、予想以上に多かったです。昔は Rails で運営していたが、はてなブログに移行したケースなどがあるかもしれません。また、広報活動には Note を利用しているなど、部署によって使い分けている場合もありました。
調査結果のサマリー
ブログサービス: 16(はてなブログ: 13, Zenn: 1, Qiita: 1, Wantedly: 1, Medium: 1) CMS: 4(WordPress: 3, Adobe Experience Manager: 1) 自社で作成: 4(Next.js: 2, Gatsby: 1, Astro: 1) 不明: 6
まとめ
個人的に良いと感じたのは、Ubie 株式会社
のテックブログです。自社のサイトでサマリーを表示し、詳細な内容は別のサイトで読むことができます。これにより、ブログを書く人が慣れているプラットフォームを利用しつつ、自社のサイトで内容をまとめて提供できる点が素晴らしいと思いました。
はてなブログ
の人気が高いのは、以下の理由が考えられます。上記の 2 つは、ブログサービス全般に共通するメリットです。
- ブログサービスを利用することで、サーバーのアップデートやインフラ、アプリの管理が不要となり、運用コストが低くなる
- 一定以上のユーザーエクスペリエンス(UX)や検索エンジン最適化(SEO)が担保されている
- 日本で歴史があり、エンジニアにとって馴染み深いはてなブログは、多くのテック企業でも採用・運用されている実績がある
テックブログの作成で悩んだ場合は、まずは はてなブログ を検討してみるのが良さそうです。
- はてなブログ - 企業技術ブログ - 企業一覧
最近は音声や動画での配信を公式で行っている企業もあるため、テックブログ以外にもチェックが必要ですね。
テックブログ一覧
参考 URL
- Chrome ウェブストア - Wappalyzer
- 日本 CTO 協会 - Developer eXperience AWARD 2024
- はてなブログ - 企業技術ブログ - 企業一覧